予定開催日時:2026年9月22日(火)19:00 〜 20:30
参加者 ?名:、赤染
1.復習(NotebookLM 2/4:聞く(3分割画面の中央画面))

「ソース(左側)」と「チャット(中央)」の関係:完全なエビデンス主義の要点は以下の3点に凝縮されます。
- ウソをつかない(極めて高い正確性):一般的なAIのようにインターネット全体の情報から回答をでっち上げるのではなく、ユーザーが追加した左側の「ソース」の中身だけを徹底的に読み込んで回答します。これにより、AIのハルシネーション(ウソ)を強力に防ぎます。
- 回答の根拠を1秒で確認(引用タグ):チャットの回答には、必ず**数字の引用タグ(「」など)**が自動でつきます。このタグをクリックするだけで、左側のソース資料の該当箇所へ直接ジャンプして元の記述をファクトチェックできます。
- 安全なクローズド環境:読み込ませた非公開のデータはAIの再学習には一切使用されないため、完全にプライベートな「自分だけの専門家AI」として安心して質問を重ねられます。
【3分割画面の「一言まとめ」】
- 【左側:ソース】 = 今回の会議や授業に持ち込んだ**「教科書・参考書」**
- 【中央:チャット】 = 教科書の内容を一緒に読み解き、議論してくれる**「優秀な家庭教師」**
- 【右側:Studio】 = 議論して分かったことや、ひらめきを書き留める**「自分だけの自由帳」**
「家庭教師(中央)」は、「教科書(左)」に書いてあることだけをベースに教えてくれ、そこで教えてもらった大事なポイントはすべて「自由帳(右)」にスクラップして残していく――この連携の美しさが、NotebookLMの最大の強みです。
2.今回のテーマ:NotebookLMの最大の注目ポイント「Studio」(3分割画面の右画面)
これまでのAIは、「資料を読んで要約してくれる」「質問に答えてくれる」という『インプット(理解を助ける)』の役割が中心でした。
しかし、新しくなったNotebookLMの「Studio(スタジオ)」は、読み込ませた資料をもとに、あなただけの音声番組を作ったり、お散歩会のスライド資料や脳トレ用のオリジナルクイズをボタン一つで自動生成してくれる『アウトプット(形にして創り出す)』の究極の機能群。だからこそ、シニアの皆様の暮らしを何倍も楽しく、豊かにする「魔法の工房」と呼ばれるのです。
Studioは Geminiで生み出した思考やソースを、人に伝わる表現へと昇華させるためのハブ。
今日、あなたは自分の思考をどのような表現へと変換しますか?
実際に下記の例題をやってみましょう。説明はその後で
【例題】
【準備(事前準備として用意しておくソース)】(Geminiで3つのソースを作る)
NotebookLMの左側に、あらかじめ以下の3つのソース(文章やPDFなど)を読み込ませておきます。
ソース①: 「京都の観光名所ガイド(清水寺、金閣寺などの歴史と見どころ)」
ソース②: 「京都のおすすめグルメ(抹茶スイーツ、湯豆腐など)」
ソース③: 「京都の交通手段まとめ(バスの乗り方、地下鉄の路線図)」
実演(1)登録されているソースが「1つだけ」の場合
〜観光名所についてだけ、サクッとまとめたい時〜
説明の言葉:
「まずは、観光名所の情報だけを整理してみましょう。NotebookLMは『左側でチェックが入っ
ているもの』を相手にします」
実演操作:
1.左側のソース一覧で、「①観光名所ガイド」だけにチェックを入れます(②と③は外す)。
2.右側のStudio画面で「概要ドキュメント(または音声解説)」のボタンをクリックします。
結果(見せるポイント):
「出来上がった文章(や音声)には、グルメやバスの話は一切出てきません。チェックした観光
名所の内容だけで作られているのが分かりますね。」
実演(2)複数のソースから「一部のソースだけ」を選んで実行したい場合
〜観光とグルメを合わせた「お出かけガイド」を作りたい時〜
説明の言葉:
「次は、交通手段は自分たちで調べるとして、『観光』と『グルメ』の2つを組み合わせた情報を
作ってみましょう」
実演操作:
- 左側のソース一覧で、「①観光名所ガイド」と「②おすすめグルメ」の2つにチェックを入れます
(③交通手段は外す)。 - 右側のStudio画面で「学習ガイド」などをクリックします。
結果(見せるポイント):
「今度は、清水寺(観光)の後に抹茶スイーツ(グルメ)を楽しむ、といった2つの資料を組み合
わせた内容が生成されました。対象外にした③交通手段の情報は見事に除外されています。」
実演(3)ソース内の「特定のテーマ・内容だけ」を絞り込んで表現したい場合
〜「抹茶スイーツ」の情報だけを深掘りしたい時〜
⚠️ まず、よくある失敗例を実演して見せます
「ここで多くの人がつまずくポイントを紹介します。『グルメ』のソースにチェックを入れた状態
で、下のチャット欄に『抹茶スイーツのお店だけ教えて』と入力します。チャットは正しく答えてく
れます。しかし!このまま右側のStudioボタン(音声解説など)を押すとどうなるでしょう?」
(ここで実行して見せる)
「実は、チャットの会話は無視されて、元の『グルメ全体のソース』から生成されてしまい、湯豆
腐の話なども混ざってしまいます。Studioは『チェックが入っているソースの元データ』しか見て
いないからです。これを解決する3つの方法を紹介します」
💡 パターンA:Studioの「カスタマイズ機能」を使う
操作: Studioの「音声解説」などの横にある「カスタマイズ(指示を追加)」を開きます。
入力: 「抹茶スイーツに関する情報だけに絞って、ラジオ番組風に解説してください」と入力して
実行します。
結果: Studioが直接指示を受け取り、抹茶スイーツに限定した解説を作ってくれます。
💡 パターンB:チャット結果を「ノート(メモ)」に保存して活用する
操作: 下のチャット欄で「抹茶スイーツの情報だけを抽出して」と質問します。
入力: 回答が出てきたら、回答の右下にある「ノートに保存(ピン留めアイコン)」をクリックしま
す。
結果: 左側のパネルに「保存されたノート(抹茶スイーツまとめ)」が新しいソースとして追加さ
れます。元のソースのチェックを外し、このノートだけにチェックを入れてStudioを実行すれば、
完璧に抹茶スイーツだけのコンテンツが作れます。
💡 パターンC:チャット上で直接成果物を作らせる
操作: Studio(右側の機能)をあえて使わず、下のチャット欄の会話だけで完成させます。
入力: 「ソースの中から抹茶スイーツの情報だけを抜き出して、ブログ記事用の構成案(または
スライドの構成)を作成して」と直接指示を出します。
結果: チャットの回答としてそのまま成果物が出力されるので、それをコピーして使ったり、ノー
トに保存したりします。
まとめ(参加者へのおさらい)
「NotebookLMを使いこなす最大のコツは、『右側のStudioは、左側のチェックボックスだけを見てい
る(下のチャットは見ない)』というルールを覚えることです!」
【NotebookLMにおける「ソース」と「Studio」の連携ルール】
NotebookLMでは、「左側のソース選択(チェックボックス)」がStudioやチャットの参照範囲を決定します。この仕組みを理解しておくと、操作の迷いがなくなります。
(1)登録されているソースが「1つだけ」の場合
- 考え方: 左側にソースが1つしかない場合は、そのソース全体がそのまま参照対象になります。
- 操作: 左側パネルで対象のソース1つだけにチェックが入っていることを確認し、Studioの各ツール(音声解説、要約など)をクリックするだけで実行できます。
(2)複数のソースから「一部のソースだけ」を選んで実行したい場合
- 考え方: 対象外のソースを除外し、参照させたいソースだけを絞り込みます。
- 操作: 左側のソース一覧で、使いたいソースだけにチェックを入れ(不要なもののチェックを外す)、Studioのツールを実行します。Studioは「チェックが入っているソースのみ」を参照して生成を行います。
(3)ソース内の「特定のテーマ・内容だけ」を絞り込んで表現したい場合
- 重要ポイント:
Studioのツールは、チャット画面上のやりとりではなく「左側でチェックが入っているソース全体」を直接参照します。そのため、チャットで内容を絞り込んだ後にStudioツールを押しても、チャットの回答ではなく元のソース全体から生成されてしまいます。 - 正しいアプローチ(以下の3パターンのいずれかを行う):
- パターンA:Studioの「カスタマイズ機能」を使う
- Studioのツール(例:音声解説や要約)のカスタマイズ・プロンプト欄に「〇〇のテーマに絞って生成してください」と指示を出して実行する。
- パターンB:チャット結果を「ノート(メモ)」に保存して活用する
- チャットで「〜の内容だけを抽出して」と実行する。
- 出力された回答の右下にある「ノートに保存」ボタンを押す。
- 保存されたノートも1つのソースとして扱えるため、それをもとに整理・表現する。
- パターンC:チャット上で直接成果物(スライド構成など)を作らせる
- チャットに「以下の抽出結果をもとに、スライドの構成案を作成してください」と直接入力し、チャット内で完成させてノートに保存する。
- パターンA:Studioの「カスタマイズ機能」を使う
「Gemini in Google スライド(Gemini Canvas)」を活用することで、その難点を完全に克服できます。
NotebookLMなどの画面で生成されたスライドは「全体が一枚の画像(一枚の絵)」として出力されることが多いため、後から文字を書き換えたり、不要な要素を消したりすることができません。
一方、GeminiアプリやGoogle スライド側のGeminiを使うと、「テキストボックス」や「図形」などの編集可能な形式でGoogle スライドへ書き出せます。
具体的な手順(編集可能なスライドを作る方法)
NotebookLMなどの「ウソをつかない正確な資料整理」という強みと、Geminiの「編集可能なスライド出力機能」を組み合わせて作業します。
ステップ1:NotebookLMで「元となる文章」を作る
- 資料を読み込ませる:NotebookLMにPDFやドキュメントなどのソース(教科書・資料)を追加します。
- チャットでテキストを作る:チャット機能で「この資料をもとに、プレゼン用の各スライドの文章(タイトル・見出し・箇条書き)を作成してください」と指示し、文字データとして要約を出力させます。
- 文章をコピーする:出力されたテキスト(文字)をコピーします。
ステップ2:Geminiで「編集可能なスライド」として生成・変換する
- Geminiアプリを開く:ブラウザ(Chromeなど)でGeminiを開きます。
- 構成を貼り付けて指示する:ステップ1でコピーした文章を貼り付け、次のように指示します。プロンプト例:「以下のテキスト情報をもとに、Google スライド用の構成を作成してください。(※ここでCanvas機能やスライド生成機能が有効化されます)」
- Google スライドへ書き出す:生成結果の画面右上などにある「スライドにエクスポート」(または Google スライドとして開くボタン)をクリックします。
ステップ3:Google スライド(Gemini in Slides)で自由に修正する
- Google ドライブ内にGoogle スライドが作成されるため、それを開きます。
- 手動で自由に編集:文字の打ち替え、フォントの変更、配置のズレや図形の修正が、通常のスライド作成ソフトと同じように自由に行えます。
- Gemini in スライドで微調整(※仕上げ):
- スライド画面の右側にある「Gemini」アイコン(サイドパネル)を開きます。
- 文字を選択して「この文章をもっと簡潔にして」「箇条書きに変えて」と指示したり、追加の画像や挿絵をGeminiに生成させたりして仕上げます。
覚えておきたいポイント
- NotebookLM = 「正確な資料整理・文章化」が得意(直接スライドにすると画像化してしまう)
- Gemini in Google スライド = 「文字や図形として編集できるデータ」にするのが得意
「NotebookLMで文字の原稿を作り、それをGemini経由でGoogle スライドへ流し込む」という手順を踏むだけで、後から文字やレイアウトをいくらでも手直しできるようになります。
3.耳寄り情報
画面やアプリの中にいるAI「Gemini in ◯◯」
GoogleのAI「Gemini(ジェミニ)」は、使う場所(アプリや画面)によって名前のうしろにサービス名がつきます。仕組みや機能は基本的に同じですが、「どこで動いているか」を分かりやすくするための呼び方です。
- Gemini in Chrome(ジェミニ イン クローム)
- 場所:インターネットを見るアプリ(Chrome)の右上にある「Geminiに相談」ボタンやサイドパネル
- できること:今見ているホームページの内容を要約してもらったり、ページについて質問したりできます。
- Gemini in Gmail(ジェミニ イン ジーメール)
- 場所:メール画面(Gmail)の中
- できること:届いた長いメールの要約や、返信の文章を代わりに考えて書いてくれます。
- Gemini in Google ドキュメント / スプレッドシート
- 場所:文章作成(ドキュメント)や表計算(スプレッドシート)の画面の中
- できること:文章の作成や修正、表データの整理などを画面の中で直接手伝ってくれます。
「Gemini in ◯◯」と書かれているときは、「◯◯の中で働いてくれるGemini」と覚えておくと分かりやすいです。
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