PCカフェ(No.17:臨時PCカフェ)


開催日時:2024年12月25日(火)19:00 〜 21:00
参加者 5名:石田、伊藤、江守、山本、赤染

1.現在使用しているWindowsパソコンのアカウント調査

 MS365を便利に利用するには、事前の準備が必要です。MSアカウントとWindowsPCの設定状況を確認する必要があります。
 前日の「PCカフェ(No.16:MSアカウントについて)も参照してください。
 伊藤さんのPC、石田さんのPCの現状を確認した。

 【伊藤さんのPC】
  Windowsにサインインするマイクロソフトアカウントは、普段使用しているso-netのメールアドレス。
 設定>アカウントの「メールとアカウント」で「他のアプリで使われるアカウント」にiCloudのメールアドレスが追加されていた。
 シンプルにMSアカウントは1つに絞って使う方針で、iCloudのメールアドレスを削除して、このPCではso-metのメールアドレスだけの設定に変更した。
 MS 365などMicrosoftサービスとの連携を考えると、MicrosoftのメールアドレスをMSアカウントに切り替える作業が今後必要。(PCカフェNo.16ー2.MSアカウントの説明ファイルのP12ー3.既存のMSアカウントから Outlook.jpなどMSメールアドレスへの変更」)

【石田さんのPC】
 石田さんのPCは、Microsoftのメールアドレス一つを使用しているため、アカウントの問題ないが、メールソフトとしてOutlook2013を使用しているのが問題。
(このページの最後部のコメント欄:【Outlook2013からMicrosoft 365 への移行について】をご参照)
OneDriveのバックアップ(同期)を有効にすると、Outlookが使用できない問題が報告されている。
※ Outlookの対応策は、第16回PCカフェ「3.Outlookを利用している場合はOneDriveのバックアップ(同期)に注意」をご参照

2.Microsoftアカウントの仕組について

MSアカウントはなぜIDにメールアドレスを使うのか?
IDにメールアドレスを使うMSアカウント・Googleアカウント・ZOOMアカウント等との関連についても、AIに質問をしてみた。

【AIに質問】
WEBサービスを利用する時に、「IDどパスワード」で本人確認をします。 同時に、利用登録の本人の情報にメールアドレスや携帯電話番号など連絡先を登録するのが一般的だと思います。
代表的なWEBサービスの利用登録である、MicrosoftアカウントやGoogleアカウントの登録の場合、IDにメールアドレスを使うのは上記の「IDとパスワード登録」と「本人(連絡先)登録」を簡易的に一本化したものと考えて良いですか?

【AIの回答】
おっしゃる通りです。MicrosoftアカウントやGoogleアカウントの登録において、IDとしてメールアドレスを使用することは、本人確認と連絡先情報の登録を簡素化した方法です。以下に、いくつかのポイントを示します:

  1. IDとパスワードの組み合わせ:
    • メールアドレスをIDとして使用することで、ユーザーが簡単に覚えられるユニークなIDとなります。
    • パスワードと組み合わせることで、セキュリティが強化されます。
  2. 連絡先情報の登録:
    • メールアドレスをIDとして使用することで、登録時に自動的に連絡先情報としても利用されます。
    • これにより、パスワードリセットやセキュリティ通知、サービスに関する連絡をスムーズに行うことができます。
  3. 利便性の向上:
    • 一度に複数の手続き(ID登録と連絡先登録)を行うことで、ユーザーの負担を軽減します。
    • 既に普段から使用しているメールアドレスをIDとして使うことで、忘れにくくなります。

このように、メールアドレスをIDとして利用することで、セキュリティと利便性の両方を向上させることができます。

Microsoft社は、公表されていないユーザーを管理している「ユーザー管理番号」(仮称)でユーザーを管理し、ユーザーにはMSアカウントを割り当て、「MSアカウント」と「ユーザー管理番号」を関係付けて管理していると思われる。
1つの「ユーザー管理番号」には複数の「MSアカウント」が紐づけられており、どの「MSアカウント」を使用しても対応する「ユーザー管理番号」で管理できる仕組み。

ダイアグラム

自動的に生成された説明メインで使用する「MSアカウント」をプライマリー(エイリアス)と呼び、その他は単にエイリアスと呼ばれる。

具体例:

上の図の
「MSアカウント1」=abc@outlook.jp・・・・・・アカウント
「MSアカウント2」=xyz@biglobe.com・・・メールアドレスとして認識
「MSアカウント3」=kkk@gmail.com・・・・メールアドレスとして認識
「MSアカウント4」=09012345678 ・・・・・携帯番号として認識
※MSアカウントとして登録されたメールアドレス(ユーザー管理番号と紐付けされている)は、エイリアスに登録できない。

アカウント1から4どのアカウントを使っても、同じユーザー管理番号としてMicrosoftは認識する。どのアカウントでOneDriveにサインインしても、プライマリーのOneDriveが開く。

★プライマリーのMicrosoftアカウント(=ユーザー管理番号)を複数作ることもできる。
 

3.Microsoftアカウントをシンプルに利用する方法

(1) メインのMSアカウントを一つに絞る

初心者の方にとって、複数のMicrosoftアカウントを管理するのは混乱しやすいです。メインで使うMSアカウントを一つに絞りましょう。これは、すべてのMicrosoftサービス(例えば、Outlook、OneDrive、Microsoft 365など)で統一的に利用できるアカウントです。

(2) Microsoftのメールアドレスを使う

Microsoft 365をスムーズに使うためには、メインのMSアカウントとして Outlook.jpやOutlook.comなどのMicrosoftメールアドレスを利用する ことをお勧めします。このアドレスを使うことで、Microsoftの全サービスとの連携がよりシームレスになります。

(3) 既存のMSアカウントから新たなOutlook.jpアカウントへ変更(新アカウント作成と変更)

既に利用しているMSアカウントがインターネットプロバイダーのメールアドレスである場合、次の手順を参考にして変更処理をしてください:

  1. 新しいOutlook.jpアカウントを作成: 新たにOutlook.jpのメールアドレスを作成します。
  2. エイリアスとして登録:
    • 手順:
      1. ウェブブラウザでMicrosoftアカウントの管理ページにアクセスします。
      2. 「あなたの情報」セクションに移動し、「アカウントの管理」>「エイリアスの管理」を選択します。
      3. 「エイリアスを追加」をクリックし、新たに作成したOutlook.jpのメールアドレスを追加します。
  3. プライマリーエイリアスに変更:
    • 手順:
      1. 追加したOutlook.jpのメールアドレスの横にある「プライマリーに設定」をクリックします。
      2. これで新しいメールアドレスがプライマリーエイリアスとして設定され、今後のログインやサービスの利用時にこのメールアドレスが使用されます。

注意事項

  • 新しいOutlook.jpのMSメールアドレスを作成しても、普段使用しているメールアドレスは引き続き使用可能です。安心してご利用ください。

Outlook.jpのメールアドレスは、主にMicrosoftのサービスを利用するためのアカウントとして利用します。これは、サービスの利用をよりシームレスにするための措置です


“PCカフェ(No.17:臨時PCカフェ)” への1件のコメント

  1. 赤染のアバター
    赤染

    Outlook2013は2023年4月にサポートを終了しています。
    Office2016以降のOutlookであれば、Outlook(classic)と言われ、 画面にOutlook(new)に簡単に切り替えるボタンがあって、移行が簡単です。

    しかし、Outlook2013からOutlook(new)に直接切り替えることはできませんが、Microsoft 365の Outlookは Outlook2013の上位のバーションであり、 Outlook 365に簡単に切り替えられます。
    (下記、【Outlook2013からMicrosoft 365 への移行について】)

    【Outlookの体系:Outlookには主に3つの異なるバージョンがあります】

    1. Outlook(classic): これはOffice製品に含まれる従来のデスクトップアプリケーションです。Outlook 2016、2019、2021などが含まれます。
    ※ Outlook(classic)はOutlook2016以降のバージョンです。

    2. Microsoft 365のOutlook: これはOutlook(classic)の最新バージョンで、Microsoft 365サブスクリプションの一部として提供されます。

    3. Outlook(new): これは完全に新しいアプリケーションで、Windows 10以降に無料で付属しています。Web版Outlookをベースにした新しいデザインと機能を持っています。

    Outlook 2016からMicrosoft 365のOutlookへの移行は、同じOutlook(classic)ファミリー内でのバージョンアップグレードです。一方、Outlook(new)は別個のアプリケーションであり、従来のOutlook(classic)とは異なる設計と機能を持っています。

    Outlook(new)への移行は、完全に新しいアプリケーションへの切り替えを意味し、一部の機能や操作方法が大きく異なる可能性があります。
    ただし、多くの組織では現在もOutlook(classic)を使用しており、Outlook(new)への完全な移行にはまだ時間がかかる可能性があります。

    【Outlook2013からMicrosoft 365 への移行について】
    移行準備:安全のため Outlook2013からデータをUSBなどにエクスポートしておく。
    1.Office2013(Outlook2013)をアンインストールする。
    2.Microsoft 365 をインストールする。
    3. Outlookを起動すると、自動的にデータは移行されている。(※)
    ※データが移行されていない場合、移行準備でバックアップしたデータをインポートする。
    ★ Outlookの画面にOutlook(new)への切り替えボタンが表示され、簡単に切り替えができますが、当面は切り替えずに利用するのが良さそうです。

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